ドイツの疾病保険
・ドイツには加入が義務付けられた法的保険である公的疾病保険(以下、公的保険)と、
によるプライベート疾病保険(以下、プライベート保険)があります。
ドイツに暮らす9割の人は公的疾病に加入しています。
・公的保険では公的保険組合の認めた範囲での診療・治療が受けられます。
・プライベート保険では保険会社と個人との契約の範囲内での診療・治療が受けられます。
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診療を受けるには保険カードが必要です
診察に訪れた際にまず日本の健康保健証に当たる電子カードを受付で提示します。この疾病保険カードには、被保険者の氏名、生年月日、性別、住所などの情報がICチップ内に記録されています。
この疾病保険カードは、公的保険であれば疾病組合から、プライベート保険では民間保険会社から発行されます。ドイツで疾病保険に加入していないと自費払いとなることがあります。
公的保険の適応について
検査や治療は保険で受けられますが、カバーされる検査項目や処方薬はジェネリック薬が主体など一定の枠が設けられ、入院は大部屋になります。35歳以上は2年に1回、限られた検査項目での成人健診を受けられます。また、プライベート保険のみを扱う医療施設では公的保険は使えません。
プライベート保険の適応について
条件を満たした場合には強制加入の義務保険の加入が解除され、よりサービスの充実した民間疾病保険会社の保険に加入することができます。ただし、プライベート保険でもその契約内容により全ての検査、治療が無条件で受けられるわけではありません。
ドイツ国外の旅行に出かける際は
ドイツの健康保険でも欧州(EU)内旅行中での治療がカバーされる契約が多くなっていますが、欧州域外への出張、日本への一時帰国など、訪問国によっては適用外のことありますので旅行前に確かめてください。
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役に立つドイツ語
公的疾病保険組合: Krankennkasse
健康保健証: Gesundheitskarte
公的保険患者: Kassenpatient(-tin)
プライベート保険患者: Privatpatient(-tin)
治療: Behandlung
検査: Untersuchung
治療薬: Medikament、Medikament
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