ドイツで診療を受けるには
・外来診療は開業医(プラクシス)、入院治療は病院(クランケンハウス)で行われます。
・休日や夜間の急患は、病院や大学病院(ウニ・クリニック)の救急外来、
市や地域の夜間診療施設などで受けることができます。
・外来を受診する際は前もって電話で予約を取るようにしましょう。
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開業医の役割
ドイツの外来診療は基本的に開業医のオフィス(プラクシス)で行います。一般内科だけではなく、眼科、耳鼻科、整形外科などの専門科の外来診療も開業医が担当します。
まず電話で予約を
開業医の外来で診察を受けるには電話による予約が原則です。早くから来た人が先ににというわけではありません。予約なしでの受診は時としてかなりの待ち時間を覚悟しなければならないこともあります。
診療代の支払いは?
公的保険では、診療内容が疾病保険組合の認めた範囲であれば、特に支払いはありません。
プライベート保険では、後日送られてくる請求書の額を指定口座に振込みます。請求書と共に支払いを示す書類をプライベート保険会社に送ると、契約の規定に則った額が本人に払い戻されます。
家庭医(ハウスアルツト)
公的保険には「かかりつけ医」である家庭医の制度があります。普段の診療を担うとともに、必要に応じて他科の開業専門医への紹介や入院が必要な時に連絡をとってくれる仕組みになっています。
病院の役割
病院は主に入院患者の治療を行います。入院治療は基本的に日本と同じです。
ドイツ語ができなくとも心配はいりませんが、入院期間は日本に比べ一般的に短期間で、食事はドイツ食、日本のようにスタッフがこまめに世話をしてくれるとは限りません。退院後は通常は家庭医もしくは紹介元の開業医で経過観察が行われます。
休日、夜間には救急外来にて診察をしてくれます。
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役に立つドイツ語
開業医: Praxis
病院: Krankenhaus
大学病院: Uni-Klinik
医師(男性): Arzt
医師(女性): Ärzt(-in)
予約: Termin
かかり付け医: Hausarzt(-in)
請求書: Rechnung
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